トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年5月25日土曜日

バンクーバーでの最終日は、夢のシーフード三昧

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A LITTLE ADVENTURE OF SEA & SEAFOOD
いよいよバンクーバーでの滞在は最終日を迎え、この日のスケジュールは夕方に行われるパーティーまでは自由行動。夜のVIA鉄道に乗るのでホテルを午前11時にチェックアウトし、いくつか回りたい所が残っているので、時間節約のためタクシーで出かけることにしました。

まず向かったのは「バンクーバー水族館」(http://www.vanaqua.org/)。滞在中に訪れたレストランで、何度も目にしたり聞いたりした「Ocean Wise」プログラム。B.C.州の豊かな水産資源を守りつつ、人間との共存関係を積極的に押し進めるものですが、これを提唱しているのがこの水族館なので、ぜひ訪れてみたいと思っていた場所です。

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スタンレー・パーク内にある水族館は、ダウンタウンからタクシーだとものの10分ほどで着いてしまいます。わりにこぢんまりとした館内には、B.C.州の美しい海の生態を分かりやすく地域別にあらわした展示用水槽がたくさん並んでいて、どれを見ても美しいの一言。こんな豊かな海が近くにあって暮らしているバンクーバーの人たちをうらやましく思うくらい。

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屋内ではちょうど屋外にはベルーガが調教師によってショーの練習をしている場面に出会えたり、ラッコの夫婦? が手をつなぎながら水槽にぷかりと浮いている姿を見たり、なかなか水の中に飛び込まないペンギンのユーモラスな動きに微笑んだりと、時間を忘れてすっかり楽しませてもらいました。館内は平日にも関わらず家族連れや学校の子供たちがたくさん訪れていて、保護すべき海の生態についての教育が熱心に行われていることも、バンクーバーの街の一つの特徴なのですね。

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水族館を後にして、次に向かったのは再びグランビル・アイランド。昨晩歩いている時にちょっと気になるレストランを見つけたので、そこでランチを決め込みました。
水族館前からタクシーに乗ったのですが、スタンレーパークは一方通行で、ダウンタウンからタクシーで入ると水族館を抜けて、ライオンズ・ゲートという大きな橋を眺めることができるプロスペクト・ポイントを周り、公園を一周する道路を進むということが判明。いやこのルートですが、森の中を抜ける道がとっても気持が良く、深い森の緑が美しかったです。途中サイクリングをする人に何人にも出会って、ここを自転車で走るのもグッドアイディアだなと思ったくらい。

DOWNTOWN VANCOUVER - YALETOWN
ちなみにバンクーバーのタクシーは90%がハイブリッド車。運転手さんの話だと、今から5〜6年前に導入が始まり、先頃ニューヨークでもハイブリッド車の導入が決まったわけですが、その前にバンクーバーに視察に来たのだとか。自然を守るための様々な試みがされているバンクーバー。そういえばYaletownを散策している時に、ハイブリッド車のチャージング・ステーションがあったのを思い出しました。

そんな会話と風景を楽しんでいるうちに、次の目的地のグランビル・アイランドへ。実は運転手さんといろいろ話しているうちに、「ここは奇麗だから写真を撮るべき」と勧められ、プロスペクト・ポイントで待ってもらって写真を撮ったりしていましたので料金は25ドルくらいになってしまいましたが、プチ観光ができたのでそれは良かったのです。

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この頃になると雨も本降りになってきて、あらためてバンクーバーは天気の移り変わりが早いものだと感じながら向かったのが「TheSandbar」というレストラン。残念ながら1階の寿司バーは午後5時オープンということで、2階のレストランに行きました。
案内されたハーバーが見える窓際の席は見晴らしが良く、雨の中フェリーが行き交う様子を見ながらシーフードを堪能しようとメニューに目を通します。旅が始まる前に「これはどうしても食べたい」と考えていたB.C.産ボタンエビをメニューに発見。しかし聞いてみると「今日はまだ入荷していません」と。ああ、残念。本当にガッカリです。。。

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気持を切り替えて、ビール、ウエストコーストのオイスターのKusshiを中心にハーフダズン(6個)。アサリの酒蒸しがメニューにあったのでそれも注文。どれも美味しかったのですが、特にアサリの酒蒸しがプリプリで、思わずオカナガン産の白ワインを注文して飲んでしまいました。

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お会計を済ませて、もう一軒。はしごです。
向かったのは、グランビル・アイランドからタクシーで数分の「Go Fish」。徒歩でも行ける距離ではありますが(たぶん20分くらい)、雨が強く降っていたのとワインでほろ酔いきぶんだったのでタクシーに乗車。
海辺の屋台で「Fish & Chips」(魚のフライにポテトフライがセットになったもの)をぜひ食べたい。そんなことからネットでいろいろ情報を調べると、ここが人気店としていくつものウエブサイトで候補に挙がっていましたので、口コミを信じて行ってみました。

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お店のお姉さんに、「評判が良いというのではるばるTOKYOからやってきました」と、ちょっと大げさに説明しておすすめを聞くと、ハリバット(日本名でオヒョウ)のフライとツナのグリルのタコスがおすすめというので、注文。ミネストローネスープもおいしいというので、それも注文。お会計を済ませた後に「今日のオススメ」的な看板を見ていると、「B.C.産ボタンエビ」と書いてあるのを発見! ついに、と思って、これも注文。さすがにお会計のお姉さんもビックリしていました。

待っている間にパティオから正面にあるハーバーを見るていると、何やらボートでお魚を売っているらしい魚屋さんが視界に入って来て、何かあるのかなとぼんやり見ていました。

注文したものが順番に出来上がるのに合わせて、雨の中パティオで早速本日2回目の(?)昼食。いやー、美味しかったです。フライはしっとり感があってお魚もフレッシュであることが良くわかる仕上がり。ツナのグリルはホクホクで、当然ですが全く臭みがないこちらもおいしい仕上がり。あっという間にすべてを食べてしまいました。
そして登場したのが「B.C.産ボタンエビ」。いやー、グリルでした。シャングリラでの夕食で生は食べていたので、グリルでも良いかと気を取り直し、一口食べてみたらこれが甘くて美味しい。採れたてのボタンエビを惜しげもなくグリルしてしまう贅沢を、存分に味わいました。

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食べながら何となく港を見ていると小さな船が近づいてきて、先ほどの船のお魚屋さんの反対側に横付けされました。するとどこから湧いて来たのかあっという間に人が集まって来て、何やら大声で叫んでいるのが聞こえてきます。
ちょうど食事も終わったところだったので「何かな?」と物珍しさもあり、桟橋を歩いて船に近づいてみると、何と「B.C.産ボタンエビ」の漁から「今帰ってきたばかりの」漁船でした!

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漁師さんが2人掛かりでかごにぎっしり詰まった「活きボタンエビ」をざざっと開けて、次々とやってくる人たちにエビを売っているんですね。かごから出されるたびにピョンピョンはねるエビを、プラスチックのシャベルのようなもので秤の上のかごに乗せて、「いくら分?」とお客さんに聞くと「5ドル」とか「10ドル」とか言って、それをじゃんじゃん売っています。

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お店のビニール袋にざっくり入れたものを持って帰る人、自前のバケツを持ってくる人などでごった返す中、ここぞとまた同じように「あのー、TOKYOから来たのですが・・・」とちょっとだけ大げさに話しかけると、一人の漁師さんが「TOKYOから観光に来たのか? それならこのエビはぜひ食べないとダメだ。If you're coming from Tokyo, You have to eat this!」と言って、エビを一尾むきはじめます。「あれれ〜」と言っているうちに、一匹。そしてまた一匹。暴れるエビを捕まえては皮を剥いて渡され、それを夢中で食べる。そんなひととき。。。。

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「獲れたてのボタンエビ」を刺身で! 美味しくないわけがありません。いやー、醤油とわさびを持っておけば良かったと、ちょっと後悔。。でも本当に良い思い出になりました。偶然とは言え、こんなボタンエビとの巡り合わせになるとは・・・・
ボタンエビ漁は「Ocean Wise」プログラムで厳しく制限されていて、6週間くらいしか行われません。おかげでこんな美味しいエビが食べられるのだと大いに納得。「季節の旬を食べる」のが最高の贅沢と言いますが、バンクーバーで一番の旬を漁師さんからもらえたのですから、こんなラッキーなことはありません。次回はちゃんとわさび醤油を用意して、ぜひまたこの時期に戻ってきたいと思います。ちなみに私がエビを食べた時間は、カメラの時計で午後1時半。毎日船が漁をして同じ時間に戻ってくるかどうかが良くわかりませんが、ちゃんと調べてみる価値はありそうです。

EBI from Makoto on Vimeo.


水族館に始まりボタンエビに終わった、バンクーバー滞在最終日のフリータイム。最後の最後に「シーフード三昧」の念願がかなって大満足。いよいよVIA鉄道の旅が始まります。

最初の目的地はジャスパー。カナディアン号に乗り、憧れの「カナディアンロッキー」を越える旅。どんな列車の旅になるのか、ドキドキです〜

バンクーバー最終日の様子を、いつものようにスライドショーでご覧下さい。