トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2015年3月31日火曜日

トロントからヨーロッパ旅「イギリス編」まとめ



2015年5月、人生初のヨーロッパ、イギリスに旅行をしました。これはその旅のまとめです。

旅の準備としてしたこと

トロントに長く住んでいるとメキシコや南米、アメリカ旅行の話はよく聞きます。一方でヨーロッパ旅行はそうでもありません。今回はモントリオールのカナダ鉄道博物館を訪れたことがきっかけとなり、本家本元イギリスの鉄道博物館に行くということと、トロントの元の名前(ヨーク)となったイギリスの街を訪ねるというテーマのある個人旅行を計画しました。

出発前にしたことは、日程を決めホテルと航空券を予約すること。この2つだけでした。現地では特にロンドンの地下鉄、ヨークへ鉄道での行き方、鉄道博物館のこと、ロンドンで訪れる予定にしている数カ所の情報を、ガイドブックではなくネット集めておきます。情報といっても、場所や開館時間、入場料などが中心ですから公式ホームページを見るだけで充分です。どこへ行こうかとオススメを調べる旅はしないので、ガイドブックは必要ありませんね。

トロントを出発

ロンドン行きのエアカナダはトロント国際空港を夜遅く出発し、翌日午前中に到着します。イギリスに着いて最初にしたのは、空港でプリペイドSIMを買うことでした。こうしておけばiPhoneを使って常時ネットに繋げておけるので、特にマップで自分の位置を探すのに便利です。

ヒースローからダウンタウンへは、地下鉄を使います。この旅は、効率を上げてたくさんの場所を回るのではなく、一つ一つ自分がやりたいと思っていることをしたいと思っていたので、一番時間がかかる地下鉄を選ぶことになりました。もちろん、公共交通機関の乗り方を早めに覚えておきたかったということもあります。

ロンドンからヨークの国立鉄道博物館へ鉄道旅

途中の乗り換えも上手く行きましたので、最初の目的地ヨークへ向かう列車の始発キングスクロス駅に無事到着。ここからは3時間半かけて、ヨークへの列車旅が続きます。ネットで調べても良くわからなかった、ヨーク行きの乗車券購入。いちど体験してみると「なるほど」とわかる仕組みでした。列車に揺られて最初に飲んだイギリス紅茶。ビックリするほど質素なカップにドボドボ注がれて出てきましたが、本当に美味しかった。この時以来、紅茶の味に対するスタンダードが変わり、飲み分けることができるようになりました。

人生初のヨーロッパ旅の目的地をヨークに選んだ2つ理由。きっかけはイギリス国立鉄道博物館を訪れることでした。偶然、住んでいる街カナダのトロントが今から200年程前に誕生した時につけらた名前が、この街から取られたという由来に気づき、ここを訪れることでトロントの生い立ちも知ることができる? と不思議な縁に驚きました。ヨークの街を歩いて感じたことも多く、出発前に想像していた期待をはるかに上回りました。

ヨーク駅から歩いて3分のイギリス国立鉄道博物館が今回の目的地。世界中の鉄道の始まりとなった国で、世界最大の鉄道博物館を訪れるという経験は、一生の思い出になりました。

ロンドンも少しだけ街歩き

イギリス国立鉄道博物館とヨークの観光を終え、ロンドンに戻ります。行きと違うルートで帰りたいと思ったので、マンチェスターを経由してウェスト・コースト本線でロンドンに向かうことにしました。ローカル線とペンドリーノを乗り継ぎます。移動自体も立派な旅にしてしまおうとするなかなか欲張りな計画でしたが、当日の朝に思いついたにしては上手くいったと思います。

ロンドンでしてみたいと思っていたのは、この街で最初にできたと言われるコーヒーハウスパスカ・ロゼの店を訪れることでした。蛇口をひねればお腹を壊すことがない生水が飲める。そんな暮らしに慣れていると、つい数百年前の飲用水の常識がどうだったのか。彼らはいったい何を飲みどんな暮らしをしていたのか、そんなことを考える時があります。残念ながらお店は定休日でしたが、店を訪れることができたというだけで、記念になりました。

翌日の午前中は英国銀行の貨幣博物館でイギリスの貨幣の歴史を学び、午後には別なコーヒーハウスに向かう予定でした。英国銀行では、ちょうどマグナカルタ展をやっていることを知りましたので若干予定を変更し、大英図書館に向かいましたのでもろもろ終わったのは3時前。途中コンビニ的な所でサンドイッチを買ってつまんだものの、まともな食事をしていなかったので、食事も兼ねてSOHOの「OLD COFFEE HOUSE」へ向かいました。ここで飲んだカスク・コンディションビールとステーキパイの味は一生忘れないでしょう。

最終日の朝、ホテルをチェックアウト後に空港へ向かう途中に訪れたロンドン交通博物館。ヨークの国立鉄道博物館がイギリス全国の鉄道史に関わる展示だったのと比較すると、ここはロンドン市内の交通、特に地下鉄の歴史展示が際立っていました。トロントの地下鉄にも少なからず関係があるロンドン地下鉄の成り立ちを知ったことは、カナダの交通を理解する上でも重要な知識となったことは言うまでもありません。

イギリスを知ることなくしては、特に東部カナダを理解することはできない。このことを深く理解する旅ともなりました。