トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2015年9月11日金曜日

トロントの若手スターシェフが切り盛りする「Richmond Station」



トロントの人気レストラン「Richmond Station」。場所はダウンタウンのリッチモンド・ストリートとヤング・ストリートの交差点そば。カナダの料理番組「Top Chef Canada」で一躍有名になったシェフが切り盛りするレストランですが、午後5時45分に入って出る7時半頃までずっと満員が続いていました。



小さな看板が目印。地下鉄のマークが「ん? レストラン?」と思わせる演出。予約が取りにくく、私たちの場合息子が電話で希望の時間のやりとりをしてくれたのですが、なかなか苦労しました。オンラインでやったほうが簡単なのに、電話のほうが確実という若者の判断は、ちょっと意外でした。
http://richmondstation.ca/

シェフのCarl Heinrich氏は現在30歳。

経歴としては、2004年〜2010年までの6年間は、ニューヨークとバンクーバーの「DB Bistro Moderne」でStagiaire(見習い)、Line Cook(コック)、Sous Chef(料理人としてナンバー2)として経験を積み、2010年〜2012年まではトロントの「Marben」でExecutive Chef(総料理長)、そしてこのレストランではExecutive Chef & Partnerとして、単なる料理人としてだけでなく、パートナーとして参加。トロントの若手シェフとしては、Rising Starといったところでしょうか。

もう一方のパートナーRyan Donovan氏は、トロントの「Czehoski」では見習い、「The Healthy Butcher」ではHead Butcherとしての経験を積み、「Cowbell(閉店)」の後2010年〜2012年にCarl氏と同じ「Marben」ではHead Butcherとして働いています。彼は「Westside Beef」というオンラインショップで安全なお肉を直販するというビジネスを展開中。
https://www.westsidebeef.com/

経歴を見ると、絵に描いたようなサクセス・ストーリーですが、トロントはレストランがひしめき合っているので、オープン5年後にビジネスが続けられているか、必ずしも約束されているわけではありません。どんなセレブ・シェフであっても味やサービスが落ちたらお客はすぐ離れていってしまいます。



飲み物は、ビール/ワイン/ウイスキーにノンアルコールと多彩。



長男は、エール・ビール。



次男は「OLD THYME」というジンジャー・ビール。



私はスコッチ(HIGHLAND PARK 12)を、オンザ・ロックで。妻は白ワインでした。



メニューはシンプルですが、多彩。この他、ボードにはその日のシェフおすすめが書いてあって、そこからも注文できます。



ウイスキーのあてにアペタイザー(前菜)。まずはオイスターをハーフ・ダズン(6個)。



レモンとホースラディッシュでシンプルに。



マグロのタルタルがあったので、注文。ちょっとイメージが違いましたね。カナディアン・スタイルというところでしょうか。



最近ソフト・タコスとかこういったトルティーヤの上にカナッペ風に乗せるというのは、ちょっとした流行りのようです。



サラダは、オーシャントラウトのスモーク。



すべて木の板に乗ってでてきます。これも、最近のパブやブリュワリーづきのレストランなどで流行っているプレゼンテーション。



これは、鴨コンフィ+キムチ+General Tao(ソース)のレタス包みと書いてあったのですが、こんな感じで出てきました。



楽しい感じですね。こういうのは、北米でないとなかなか食べられない組み合わせだと思います。



ラムの首肉のコロッケ。tzatziki(ザジキ)というギリシャ料理でよく出てくるソースがベースになっています。



コロッケという名前でしたが、こんな感じでコンビーフのような食感。でも脂身が少なく、ラム臭さもなくあっさりとおいしい仕上がりです。カナディアンのレストランは、ラムの調理は一般的に上手だと思います。



鴨肉のコンフィ。絶品でした。





スペシャルのホタテ。スープ仕立てです。



スイートポテトとチェダー・チーズのピエロギ。ロシア/ウクライナの地方料理も、移民都市トロントだと、こんな風になります。もっちりした皮と中のフィリング、グリルした野菜、ソースの組み合わせで、かなり凝った演出になっていますが、味はシンプルでおいしいです。



デザートも行きます。



私はエスプレッソ。グラッパと言いそうになって、やめました。



名前忘れました。



スペシャルのチョコレート・ケーキ。ひたすら甘いのですが、かなり旨い。



アーモンド・レバニ。



なんと、お会計と一緒にホームメード・チョコ登場。

トロントの生きのいい若手シェフの躍動感が伝わるような、楽しいディナーでした。