トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
自己紹介はこちら

2015年11月28日土曜日

Q&Bの姉妹店「The Oxley Public House」



トロントのイギリス・パブ「The Oxley」に行ってきました。



この店は、最近良く行く「Queen and Beaver(Q&B)」の姉妹店。そんなに広い店ではない上に予約を取らないので、平日でも午後6時半頃にはもう店内はほぼ満員。



場所は高級ブティックが建ち並ぶヨークビルエリアのためか年齢層は30代以降が圧倒的に多く、大人な身だしなみのきちんとした方々を多く見かけます。



入り口にも、しっかりと書かれていますが、ここはカスクが売り。ここ数年のトロントのクラフトビール・ブームは目をみはるばかりですが、マイクロ・ブリュワリーの中でイギリス伝統のリアル・エールをきちんと生産するところが増えてきているということの証。もともとリアル・エール運動はカナダにおいてはバンクーバーが発祥ですが、発展は人口の多いトロントが担っています。



私は5時半過ぎと多少早めに行ったため、こざっぱりした近所に住む老人が本を読みながらゆっくりビールを飲む常連さんが醸し出すゆったりとした雰囲気を楽しむことができました。この日の最初のチョイスは、もちろんカスクコンディション・エール。



British Gastro Pubという設定で、普通のパブよりお料理のバラエティが豊かなのが特徴。初めての店ですが、おおまかなことはQ&Bで経験済みなので、おちついてメニューを読みながら考えます。



この日のアテは「Welsh Rabbit(ウエルシュ・ラビット)」。料理そのものは、パンの上にチェダー・チーズにエール・ビールをかけたものを載せて焼いて出すという、古式ゆかしいイギリスの庶民的なファストフード。ウサギ料理が高級だった19世紀、見た目がウサギ料理に似ているからこういう名前がついたという説があるらしいのですが、Welshというのはイギリスのウエールズ人を指す言葉で、悪く訳すと「田舎者のウエールズ人がウサギに見立てて食べる貧しい食べ物」というような意味合いもあるようです。

なんてことないわけですが、イギリス植民地だったトロントで食べるという、こういったストーリーが味わいとなって、面白いと思います。
http://theoxley.com/food-and-drink/



カスク・エール以外にも飲み物はいろいろとあったのですが、店内がほぼ満員になってしまったので同じものを3杯も飲む羽目に。



ビールとウエルシュラビットでいい加減お腹いっぱいになってしまったので、料理はパイを。後から考えたら、この日はこういったボリューミーなメイン料理ではなく、バーメニューかアペタイザーあたりから選んだ方がよかったかな。

個人的には混むのが難点かなと思うわけですが、早めに行ってさっと飲んでパッと食事を済ませるのには良い店だと思います。