トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2016年6月9日木曜日

VIA鉄道キャンレイル・パス(CANRAIL PASS)を使ってみました



トロントを起点にして、短期間で東部カナダを複数回往復する予定があったので、CANRAIL PASS(キャンレイル・パス)の中にあるコリドーパスを買ってみました。今回はこのパスを利用した経験について書いてみたいと思います。

コリドーというのは、VIA鉄道が名付けるウインザー〜ケベックシティ間の路線名。通常は乗車するごとにチケットを買うわけですが、それとは別にパスという回数券的なチケットを販売しています。



合計7回(One-wayのみ)と10回乗車の2種類があり、7回パスの料金は299ドル(税別)。7で割ると1回が約43ドルとなります。これはセールとして出している正規格安料金のEscape(エスケープ)と同額ですから、エスケープ料金で7回乗れる回数券を買った、と理解して良さそうです。料金総額が決まっているコリドーパスは、複数回乗車が前提の場合はかなりお得になります。

21日間有効で、どんな使い方があるでしょう?

縛りは、最初に列車に乗った日から有効期限が21日間と決められていることと、最初に乗る列車は、パスを買う日に決めるということのみ。21日間で7回VIAに乗るという状況というのはどんなもんだろうかと、考えてみました。

(1回) トロント〜オタワ
(2回) オタワ〜モントリオール
(3回) モントリオール〜ケベックシティー
(4回) ケベックシティー〜モントリオール
(5回) モントリオール〜トロント
(6回) トロント〜ナイアガラ
(7回) ナイアガラ〜トロント

鉄道を使って東部カナダの主要な観光地を周遊気分で旅することを想定してみると、7回はちょうど良いのですね。全行程を鉄道で移動し、総額299ドルで済ませることができるというのは、魅力です。

パスの買い方



私の場合、最初にパスの仕組みが良くわからなかったので、ユニオン駅のチケットカウンターに行き、係員から説明を受けた後に一番安い基本料金のコリドーパスを選び、チケットを手にしました。

渡されたのは2枚綴りと3枚綴りの2組のチケット。定価は299ドルですが、税金がついて337ドル87セントになりました。上の2枚綴りがCANRAIL PASS本体で、下の3枚綴りは左から、レシートとモントリオール往復のチケット2枚になっています。乗車券はその都度発行されますが、2枚綴りで最初に発行されるパス本体は予約に必要なパス番号が書かれていますから、旅行中は常に持ち歩いている必要があります。

パスはウエブでも買うことができますし、専用アプリ内で買えばすべてのことはスマホ上でできます。ただ、駅で買ったパスをアプリの中に入れることはできないようです。それでも、スマホ上であらかじめもらったパス番号を使いチケットを予約することができましたので、問題はありませんでした。

乗車券の変更方法



最初に行ったモントリオール旅行で、帰りの便を変更する必要ができました。中央駅に先ほどのチケットを全部持って行き、1本早い列車に変更してもらいました。「キャンレイルパスを持っている」と言えば、出発前であれば無料で変更してくれます。バランスは5のままです。この数字が、チケットを買うたびに減ってゆきます。



紙のチケットは左が領収書、右が乗車券本体という形で発行されます。乗車に必要な情報は、乗車券右上の赤い四角で囲われた英数字になります。この乗車券の場合は、「VIA 067 5 7B」は順番に、列車番号が67便(駅で何番線ホームになっているか確認する時に必要)、車両番号は5(実際の車両表示は6005など4桁)、座席は7B(4列で、A窓際B通路側、C通路側D窓際)です。

乗車券の真ん中から下の方に書いてある文字ですが、 BEFORE DEPARTURE:REF & EXC ALLOWED(出発前の払い戻し、便の変更可)
AFTER DEPARTURE: NO REFUND & NO EXC(出発後の払い戻し、便の変更不可)


こうなります。この日は定刻の3時45分きっかりに出発し、トロントに着いたのは8時半でしたから、定刻より4分早く着いたことになります。冬季は天候などの理由で遅延することもありますから、あまりスケジュールを詰め込みすぎないようにすると快適な旅ができます。

VIA鉄道ウエブサイト: http://www.viarail.ca/en(英語)
http://wcs.ne.jp/via/(日本語)